デジカメ仕様表(スペック)の見方~レンズ「撮影距離」

仕様表(スペック)

撮影距離は、そのカメラで撮影が出来る被写体との距離のことです。

風景とか、遠くにあるものについては、どのカメラでも制限なく撮影が可能ですが、カメラが被写体に近づける距離(ピントが合う距離)は、製品によって決まってくるので、ここは重要なチェックポイントとなります。

このカメラが被写体に近づける距離のことを「最短撮影距離」と呼びます。

最短撮影距離は、製品によってもズーム領域(広角側、望遠側)によっても異なり、またマクロモードが搭載されているか否かによっても異なります。

マクロ機能が無いと、小さな被写体を大きく写せない

マクロモードとは、通常の撮影時よりも、さらに被写体に近づけるモードです。

通常の撮影とは、マクロモードにしていない時のことなのですが、そもそもマクロモードとはいったい何なのでしょうか?

答えは、ピント合わせの範囲にあります。

コンデジはイメージセンサーに写った像の輪郭が一番ハッキリした位置を、ピントが合ったと判断しています。

このため、ピント合わせの機構は、輪郭がハッキリする方向へレンズを動かし、ピント一を通り過ぎて輪郭がぼやけたところで、「あつ、さっき通り過ぎた場所がピントが合う距離だったんだ」と理解し、少しレンズを手前に戻します。

この方法はコントラスト方式と呼ばれていて、被写体との距離を測定するためのセンサーが不要な分、カメラのサイズを小さく、価格を安くできるというメリットがあります。

しかし、この方法で焦点距離が長いレンズを使うと、ピントを合わせる範囲が広すぎて、非常に時間が掛かります。

そこで、ピント合わせを行う距離に制限を掛けています。

例えば、通常の撮影では、被写体との距離は50cm以上であるものとし、ピントを探す範囲を50cm以上に制限するというイメージです。

マクロ機能は、この50cmよりも、もっと手前からピントの合う位置を探してくれる機能です。

ちなみに、昨今のコンデジはコントラスト方式と言えども、ピント合わせが高速化されているため、オート撮影モードにしているだけで、勝手にマクロモードに切り替えてくれます。

ただ、製品の中には、このマクロモードが無いものもあり、特にソニーのRX100シリーズの様な大型イメージセンサーを搭載した高級コンデジには搭載されていない事も多いので、料理などを撮影する場合は、チェックしておいて下さい。

Webに掲載する程度なら、その場所を切り出ことで代用可能

最近のコンデジは画素数が多く、1600万画素~2000万画素程度あります。

例えば、ブログなどのWebサイトに写真を掲載する場合、だいたい640ピクセル~縦480ピクセル(640×480=30万画素程度)が多く、大きくても80万画素程度でしょう。

仮に1600万画素のコンデジを使ったとして、縦4600ピクセル、横3400ピクセル程度になりますから、面積比として7倍程度もあります。

あまり拡大しすぎるとノイズが目立ってきますが、画面を縦横4等分~5等分して、その中の1つの区画にしか映らなかったとしても、パソコンで切り抜いてあげれば、マクロと同じ効果が得られます。

料理系のブログで盛り付けの料理を皿ごと写すのであれば、あまりマクロモードにこだわる必要は無いかもしれません。

画面一杯に写る範囲のことを「撮影範囲」と言う

被写体に対してピントが合うギリギリまで近づいたとき、どれくらいの範囲(面積)が写真一杯に写せるかと、「撮影範囲」と言います。

最短まで近づいた時というのが1つの条件なので「最短撮影距離時撮影範囲」と仕様表に記載されています。

まあ、通常ではあまり気にする必要はありませんが、ここでは、軽く「そういうもんだ」と理解して頂ければOKです。

実際の仕様表で解説

では、PowerShot SX740 HS の仕様表を見てみましょう。

撮影距離(レンズ先端より) オート:1cm~∞(W)/2.0m~∞(T)
マクロ:1cm~50cm(W)
最短撮影距離時 撮影範囲(オート時) [4:3時] 33 × 25mm(W)/119 × 89mm(T)

この機種はマクロモードが搭載されていて、最短1cm~50cmの間で撮影が可能です。

また、オート撮影モードにしていた場合、自動的にマクロ機能が働くようになっていて、1cm以上は上限無く(∞=無限に遠い距離=無限遠と言います)遠いところまでピントが合わせられます。

ズームを望遠側にしている場合の最短距離は2m ということなので、それ以上近づく場合は、広角側にする必要があります。

最短撮影距離時撮影範囲、つまりマクロモードで一番被写体に近づいた時、写真一杯に写る距離は、広角側で 横33㎜、縦25㎜、望遠側で横119㎜、縦89㎜となります。

まとめ

小さな被写体を大きく写したい場合は、マクロモードが搭載されていることを確認しましょう。

ブログ等で写真を掲載する場合は、マクロモードが無くても、パソコンの画像処理ソフトで切り抜くことで、マクロモードの代用が可能です。

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