デジタルカメラには多くの種類があるので、整理してみました。
大きく分けると、レンズ一体型とレンズ交換式に分かれます。
それぞれのデジカメの右横に四角い箱が掛かれていますが、これはその製品で使われているイメージセンサーの大きさを現しています。
例えば、ネオ一眼の右横にある2つ四角は、ネオ一眼の製品には1型と1/2.3型のイメージセンサーが使われているという意味です。
高級(ハイエンド)の右横に四角が4つ記載されていますが、これは1型、4/3型、APS-C型、フルサイズという4種類のイメージセンサーが使用されていると解釈して下さい。
四角の面積は実際のイメージセンサーサイズを考慮したものになりますので、どれくらい面積に差があるかが一目で判断できるようにしています。
レンズ一体型には、サイズこそ小さいですが、一眼レフとよく似た形の製品があって、これをネオ一眼と呼んでいます。
当ブログでは、コンパクトデジカメの分類として考えていますが、サイズ的には小型軽量の一眼レフと同じか、それよりも大きい製品も存在します。
ネオ一眼は機構上、ミラーレスに分類されます。
一眼レフとミラーレスの違いは、ファインダーの表示方法にペンタプリズムを使っているか否かです。
ネオ一眼はミラーレスと同じ電子ビューファインダーを搭載している点も異なります。
また、イメージセンサーのサイズについても、ネオ一眼はコンデジで採用されている 1/2.3型が主流で、最大でも1型までとなっています。
ネオ一眼は一眼レフでは達成できないサイズと価格で超望遠を実現することがコンセプトとなっているため、これ以上イメージセンサーを巨大化すると、それに合わせてレンズの口径も巨大化することになり、一般の方は手軽に購入できないサイズと価格になってしまうため、バランスを考えての事です。
コンパクトデジタルカメラ、いわゆるコンデジには、1/2.3型のイメージセンサーを搭載した普及タイプに加え、1型以上のイメージセンサーを採用することにより数ランク上の画質を狙った高級タイプ、アウトドアでの利用を前提とした防水・防塵タイプ、比較的小型なボディに十倍以上のズームを搭載した高倍率ズームの4種類が存在します。
レンズ交換式の醍醐味は、何といってもレンズ交換ができるという点に尽きます。
色々なレンズを使う事で写真における表現の幅が広がる点がレンズ交換式の一番のメリットですが、逆にレンズ交換によってイメージセンサーにゴミが付着するというリスクも存在します。
レンズ交換式はリコーが発売するPentax Q-S1を除いて、4/3型以上のイメージセンサーを搭載しており、APS-Cサイズを搭載した製品が主流になっています。
このPentax Q-S1 は、イメージセンサーに一昔前の高級コンデジで採用されていた1.7型を搭載しているため、例外扱いで図の対象外にしています。
コンセプトとしては面白いのですが、1個数万円の交換レンズを揃えても画質はコンデジレベルですし、レンズ交換時のゴミ付着のリスクや、イメージセンサーが小さすぎてボケにくいなど、中途半端感が否めません。
せめて1型くらいのセンサーサイズがあって、交換レンズも1万円以下で発売されているのであれば、もっと魅力的な製品になっていたんじゃないかと思います。
まあ、あくまで私個人としての意見ですが・・・
さて、色々な種類があるので、どれを選んだらよいか迷いますよね。
基本的に、どのカメラでもオートで撮影ができますので、一眼やミラーレスは難しい!! なんてことは考えなくても大丈夫です。
センサーサイズが大きいほど、悪条件(例えば屋内か曇り空でのスポーツ撮影、誕生日に蝋燭の光だけで記念撮影とか)でも綺麗に撮影しやすくなります。
レンズが交換できると、後から撮影の幅を広げることができます。
旅行の時は、あまり大きなカメラだとかさばるので、小型の高倍率ズームか、高級コンデジあたりがよさそうですね。
価格については、必ずしも一眼やミラーレスの方が高いというわけではありませんので、まずどんな用途で撮影するかを明確にしてから予算を決めて、その予算内で収まる製品を探せばよいかと思います。
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