背景をぼかした写真を撮影する場合、イメージセンサーが大きく、明るいレンズを搭載しているほどボケが大きくなります。
詳しくは、こちらをご覧ください。
ソニーRX100 は、小型ボディに 1型のイメージセンサーを搭載していますので、一般的な 1/2.3型イメージセンサーより綺麗にボケてくれるはず。
そこで、どれくらい背景がボケるのか実験してみました。
RX100でボケを試す
amazon で買った撮影ボックスに、100円ショップで買ったグッズを置いて、早速撮影です。
被写体と背景の距離が遠いほど、よくぼけてくれるのですが、今回は、被写体と背景(花とうさぎ)の距離を、約10センチにしてみました。
まず、フルオートで撮影した写真です。
被写体とレンズの距離は、おおよそ10センチです。
カメラが選択した設定値は、シャッター速度 1/100秒、 絞り値 F4、ISO感度 125 という結果になりました。
これでも、そこそこボケてますね。
今度はもう少し被写体に近づいてみましょう。
被写体とレンズの距離は、おおよそ5センチです。
カメラが選択した設定値は、シャッター速度 1/100秒、 絞り値 F3.2、ISO感度 125 という結果になりました。
被写体とカメラ(レンズ)の距離が近いほど、ボケが大きくなりますが、先ほどの写真に比べて、背景がよくボケていますね。
オートで撮影する場合、これが限界です。
なにしろ、RX100の最短撮影距離は5センチなので、これ以上被写体に近づくことが出来ません。
そこで、絞り優先モードで撮影してみます。
まずカメラ上部のモードダイアルを絞り優先モード(Av)に設定し、レンズの付け根にあるリングを回して、絞り値が F1.8になるように設定します。
液晶モニタをのぞいたら、こんな感じになります。
では、撮影してみましょう。
今回は絞り値をF1.8 に設定したので、シャッター速度 1/100秒、 絞り値 F1.8、ISO感度 125 という結果になりました。
どうですか。更に背景がボケてますね。
ただ、被写体の猫と熊の輪郭のボケが、ちょっと目立ってきちゃいましたね。
輪郭のボケを少なくしつつ、背景を今と同じくらいボケさせたいのであれば、レンズと被写体(猫と熊)の距離を少し離して輪郭のボケを小さくすると同時に、猫と背景(花とうさぎ)の距離も少し離す必要があります。
レンズと被写体の距離が離れると、被写体の輪郭がハッキリする分、背景のボケ量が小さくなるので、それを補うために被写体と背景の距離を離して、背景のボケ量を大きくするという考え方です。
背景がボケると被写体が浮き出て、それっぽい写真が撮影できますので、是非挑戦してみて下さい。
まとめ
今回はRX100をつかって被写体をどこまでボカせられるかについて、100円均一のグッズを使って検証してみました。
- レンズが明るいほどボケる
- レンズと被写体の間が近いほどボケる。
- 被写体と背景が遠いほどボケる
という法則があるので、これらをうまく使うことで、背景を最大限ボカすことが可能になります。
ちょっとした商品撮影なんかで応用できますので、興味のある方は一度お試しください。
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