愛用の初代RX100が壊れてしまったので、修理に出しました。
今回は、その時の体験を踏まえ、修理手続きの具体的な方法と、通常は必要となる送料の節約について解説致したいと思います。
RX100シリーズはどれも同じ方法で修理が出来ますので、これから修理を考えている方は、是非参考にしてください。
RX100が壊れた!
今でも愛用している初代RX100、実は2013年にヤフオクで中古品を落札して手に入れたものでした。
2012年6月に発売された製品なので、約1年落ちの中古品となります。
それから4年後の2017年8月、旅行先で突然、液晶が砂嵐状態になりました。
電源は入るし、レンズも繰り出されてくるのですが、液晶は砂嵐状態でシャッターも押せません。
幸いにも、その時は一緒に一眼レフも持って行ってたので、事なきを終えることができました。
旅行から帰ってから、また程度の良さそうな中古品をヤフオクで探そうかと思ったのですが、中古と言っても2万円以上します。
折角買ってもまた修理っていうのはイヤなので、素直に修理することにしました。
修理費用は16500円(税込)の定額制
修理費用については、ソニーのサイトに修理金額の目安が提示されています。
代表的な型番 | 定額修理 | 目安料金 |
---|---|---|
DSC- HX400V/HX60V/HX90V/HX99/ QX30/QX100/RX0/RX0M2/ RX100/RX100M2/RX100M3/ TX30/WX350/WX500/WX700/WX800 | 〇 | 15,000円(税抜) |
修理は、部品代と技術料込みの定額で1,5000円(税抜)、税込みで16,500円ポッキリとなります。(私が修理した時は消費税8%だったので、16,200円でした)
ちなみに、修理依頼して異常が見つからない場合や、修理するのを「や~めた!」場合でも、点検技術料として1,500円(税抜)が掛かりますのでご注意下さい。
無論、修理した場合は、16,500円(税込み)ポッキリでOKです。
修理方法は2通り
一般的には、購入した店舗に持っていくか、ソニーのWebサイトから依頼するかの2択になります。
家の近所や通勤経路に購入店があるなら、そちらに持っていく方が梱包の手間も無く、送料も無料なのでお得です。
ソニーに直接依頼する場合、近くに修理窓口があれば良いのですが、無ければ宅配を利用することになり、修理代以外に運送料が必要になります。
また、Webサイトから申し込むことになるので、色々と入力する必要があり、ちょっと面倒に感じるかもしれません。
私の場合、ヤフオクで購入したものなので、残念ながら購入した店舗に持っていくことが出来ません。
でも、実はその店で購入していなくても、修理を受け付けてくる量販店があるんです。
それでは、それぞれについて解説していきます。
Webサイトを使った修理方法
修理を依頼する際は、修理受付のWebサイトから修理依頼できます。
「修理のご相談 サポート・お問い合わせ」のページに飛んだら、記載内容を確認n上、赤枠で囲った「目安料金、修理規約に同意して修理を申し込む」の部分をクリックします。
次に、型名に ”DSC-RX100” を入力、続けて症状を入力して「次へ」をクリックします。
次のページで、3つの修理サービスが選べます。
希望する修理サービスの右にある「次へ」ボタンをクリックすると、個人情報の入力ページが表示されますので、後は画面の指示に従って入力するだけでOKです。
ちなみに、「概算修理日数」で地域を選ぶと、おおよその修理日数が表示されますが、2019年12月現在において、どこを選択しても表示は同じでした。
公式の修理サービスは3種類、宅配は往復の送料が必要
修理サービスは3種類あります。
サービス名 | 概要 | 送料 | デメリット |
---|---|---|---|
引取り修理サービス | 自宅又は会社まで引き取りに来てもらい、修理完了後に届けてもらえる | 無料 | 来てもらう日と届けてもらう日をサービス業者と調整が必要 |
宅配修理受付サービス | 好きな時に宅配便で送って、修理が終わったら指定場所に送り返してもらえる | 往復送料 | 修理費以外に、往復の送料を負担する必要がある |
持込修理サービス | 修理提携している量販店、カメラ店などに持ち込んで修理を依頼する。 | 無料 | 受付可能なお店を探して、持っていく必要がある。 |
持込修理が可能なお店は、ここから検索できます。
下記の様に都道府県を選択し、「カメラ」にチェックして検索すればOKです。
タイトルに「ソニーショップ検索」と書かれてありますが、ソニーと修理提携している店舗が検索対象となっています。
あまり聞いたことが無いローカルのお店が表示されますが、ここには表示されていない「ヤマダ電機」、「ビッグカメラ」、「ヨドバシカメラ」、「ケーズデンキ」など大手量販店でも受け付けてくれます。
量販店での修理方法
量販店での修理はサービスカウンターに持って行って、症状を店員に説明するだけです。
店員が修理専用伝票に症状を書き込み、控えを渡してくれます。
この時、「修理金額が〇〇〇以上だと、修理しません」と伝えておくことで、想像以上の修理費用が請求されることを防げます。
あと、付属品は出来るだけ少ない方がいいです。
というのも、付属品は紛失のトラブルを防ぐため修理伝票に記載する必要があり、お店によってはその場で返されることもあります。
ストラップとか本体にしっかり固定されているものは別ですが、バッテリーやメモリーカードなどは持っていく必要はありません。
量販店はケーズデンキがオススメ
私は、ケーズデンキに持っていきました。
私の近所にケーズデンキがあるので、こちら経由で修理を依頼しました。
ケーズデンキは他店で買った商品であっても、修理を受け付けてくれるという太っ腹な量販店です。
ケーズデンキで修理を依頼すると、もちろん送料は無料ですし、修理が完了したら電話連絡もしてくれます。
従って、16500円ポッキリで修理してもらえました。
ヤフオクやメルカリ、アマゾンなどの通販サイトで購入した方、或いは近くに購入した店舗が無い方は、是非利用してみて下さい。
店員も親切に対応してくれます。
修理結果はイメージセンサーユニットの交換
修理したら、交換した部品が返ってきました。
ケーズデンキから電話があったので、RX100を引き取りに行ったら、「部品が交換されていますが、要りますか?」と聞かれました。
その時、「いいえ」と答えたら、きっとこの写真は撮れなかったでしょうね。
私はとりあえず「はい」と答えたので、交換部品を持ち帰ることができました。
交換されたのはイメージセンサーユニット丸ごとです。
普通、めったに見ることが無いので、思わず写真を撮ってしまいました。
ちなみに、左がRX100の1型イメージセンサーユニット、右が 一般的な普及型コンデジや、スマホで使われている 1/2.3型のイメージセンサです。
ずいぶん大きさが違いますよね。
このイメージセンサーの面積差が、画質の違いを実現しているわけです。
修理しても別の個所が壊れるかも・・・
そうなんですよね。修理や中古品を購入した場合の一番のリスクって、今度は違う所で故障する可能性があるってことなんです。
特に長い間使っている場合、あちこちに寿命が来ている訳なので、そのリスクは高くなります。
となると、やはり一番安心なのが新品買換えですね。
私も次修理に出すんなら、新品に買い替えます。
じゃあ、どれがいいんでしょうね。
価格で考えると、下記のように値段にずいぶん開きがあります。
もし、今のRX100で満足されているのであれば、RX100を買い替えるというのがオススメです。
もっともコストパフォーマンスが高いです。
でも、それだとあまりにも芸が無いと思うのであれば、RX100 M3でしょうか。
RX100で不満だった使い勝手が大幅に改善されています。
もし4K動画が気になるのであれば、RX100 M5A がお勧めです。
4K動画はRX100 M4 から対応していますが、値段差があまりないので、RX100 M5Aの方が良さげです。
RX100 M6とかRX100 M7 はズーム領域が200mm の望遠になった反面、レンズの明るさが F2.8 という具合に暗くなりました。
旅行に持って行くのであれば、RX100 M6とかRX100 M7 でもいいかもしれませんが、普通のスナップだと望遠はほぼ使わないので、かなりコストパフォーマンスは悪くなります。
まとめ
今回は、私の体験談を通じてRX100の修理方法について解説しました。
私は修理という道を選択したのですが、正直また別のところが壊れるんではないかという不安はあります。
現実問題として、最近電源ONの反応が悪く、押しても電源が入らない事が起きています。
せっかく16,500円を払って修理したのに、また別の個所で修理となると合計3,3000円の修理費が掛かることになるので、その点はよ~く考えてから最良の方法を選択してください。
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