ソニーの初代RX100で、シャッター速度を変えた時、写真がどんなふうに変わるかについて見ていきたいと思います。
はい、この記事は全てのカメラに共通する事なので、別にRX100でなくても良いんですが、初代RX100でもこれくらいは出来ますよ! という内容です。
写真表現の1つに、シャッター速度を変えるというものがあります。
シャッター速度は、光の量を調整する手段、つまり適正な露出にするための調整項目が主な役割になりますが、写真を表現する上においても大きな効果を発揮します。
具体的には、被写体が動く事で発生する残像をシャッター速度で調整することで、自分が表現したいような写り方を作ります。
例えば、速く移動する被写体に対してシャッター速度を遅くすることで、動いている所だけ像をブラして、動いている事を強調出来ますし、逆にシャッター速度を速くすることで、動いている被写体の一瞬の標準を捉えることが出来ます。
という事で、シャッター速度を使った表現とくれば、やはり流れる水ですね。
例としてこれが一番簡単なので、今回は小さな滝を例に、シャッター速度を変えると写真がどのように変化するのかを実験してみました。
シャッター速度を変えた写真を5枚掲載しますので、下記の黄色枠の部分を見比べてください。
シャッター速度による写真の変化
まず、シャッター速度 1/125 秒です。
シャッター速度 1/400秒 以上だと、水の粒状感がもっと強調されると思います。
1/125秒は、ちょっと中途半端な写り方ですね。
続けて、今度はシャッター速度 1/80秒となります。
正直、ちょっと変わったかな? と言う程度ですね。
次は、シャッター速度 1/15秒です。
かなり水の粒状感が無くなって、滑らかになってきましたね。
ズームは28mm側なんで、手振れ補正機能の恩恵で、何とかブレずに写せるといった感じです。
実際は手前にある柵にカメラを載せてカメラを固定していますが、細い竹を組み合わせて作ってある柵なので、かなり不安定な状態での撮影になっています。
さて、今度はシャッター速度 1/8秒です。
RX100の手振れ補正性能がどれくらいなのかは良く分かりませんが、経験上、何とか手持ち撮影が出来るレベルです。
もし、皆さんがこのくらいの速度で手持ち撮影する場合、必ず何枚か撮影しておいてください。
手振れ補正の過信は禁物です。
最後に、シャッター速度 1/4秒です。
こうしてみると、1/8 も 1/4 もあまり変わりませんね。
結論
シャッター速度 1/125秒 から 1/4秒までの写真を比べてみました。
感覚的には、 1/15秒が変化点っていう感じですかね。
写真的表現で、波や川、滝など流れるものを撮影する場合、1/8秒以下で撮影すれば、それっぽい写真に仕上がります。
ワイド側 28mm 、1/8秒なら、Rx100でも頑張れば手持ち撮影できそうですので、もし機会があればお試しください。
ただ、何度も言いますが、100%手振れが起きないわけではありません。
シャッターは慎重に、そして何枚か撮影しておいてくださいね。
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