まだまだ4K映像は普及しているとは言えませんが、コンデジの世界では 4K動画撮影機能が当たり前になりつつあります。
4Kテレビも値段がこなれてきており、2020年のオリンピックを境に、4Kの環境は普及していくのではないかと思います。
ということで、せっかくお金を出して買うのであれば、これからは4K動画対応製品を選びたいものです。
そこで、防水コンデジで4K動画対応の製品を集めてみました。
Column1 | FT7 | COOLPIX W300 | TG-5 | WG-6 |
---|---|---|---|---|
メーカー | パナソニック | ニコン | オリンパス | リコー |
発売日 | 2018/10 | 2017/06 | 2017/06 | 2019/04 |
店頭価格(目安) | 48,240円 | 32,450円 | 42,579円 | 46,670円 |
有効画素数 | 2040万画素 | 1605万画素 | 1200万画素 | 2000万画素 |
センサーサイズ | 1/2.3型 | 1/2.3型 | 1/2.3型 | 1/2.3型 |
裏面照射型 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
処理エンジン | ヴィーナスエンジン | EXPEED | TruePic VIII | Smooth Imaging |
焦点距離(35mm換算) | 28~128mm | 24~120mm | 25mm~100mm | 28mm~140mm |
ズーム倍率 | 光学4.6倍ズーム | 光学5倍ズーム | 光学4倍ズーム | 光学5倍ズーム |
手ぶれ補正 | 光学式 | 光学式(3.0段) | 光学式(2.5段) | 電子式 |
開放F値 | F3.3?5.9 | f/2.8-4.9 | F2.0-4.9 | F3.5~F5.5 |
マクロモード | 約5cm | 約1cm | 約1cm | 約1cm |
モニター | 3.0型(104万ドット) | 3.0型(92万ドット) | 3.0型(46万ドット) | 3.0型(104万ドット) |
ISO感度 | 80~6400 | 125~6400 | 100~12800 | 125~6400 |
シャッター | 4-1/16000秒 | 1/4000秒~1秒 | 4-1/2000秒 | 1/4000~1/4秒 |
連写 | 約10コマ/秒 | 約7.5コマ/秒 | 最大 20コマ秒 | 約10コマ/秒 |
ファインダー | 〇(117万画素) | × | × | × |
4K動画 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
防水性能 | 水深31m | 水深30m | 水深15m | 水深20m |
防塵性能 | 不明 | IP6X 相当 | IP6X 相当 | IP6X 相当 |
耐衝撃 | 2m | 240cm | 2.1m | 2.1m |
耐低温 | -10℃ | -10℃ | -10℃ | -10℃ |
WiFi | 〇 | 〇 | 〇 | × |
Bluetooth | × | 〇 | × | × |
GPS | × | 〇 | 〇 | 〇 |
フィールドセンサ | 〇 | 〇 | 〇 | × |
USB充電 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
撮影可能枚数 | 約300コマ | 約280コマ | 約340枚 | 約340枚 |
サイズ | 117×76×37 | 111.5×66×29 | 113×66×31.9 | 118.2×65.5×33.1 |
重量 | 319g | 231g | 250g | 246g |
EVF搭載 | 〇 | × | × | × |
どれが良いのか迷うところですが、画質を優先するのであれば、オリンパス TG-5 が一番です。
今時のコンデジとしては総画素数が一番少ない 1200万画素、光学ズームも25~100と控えめですが、レンズはこの中で最も明るい F2.0-4.9 を採用し、無理のないズーム倍率と画素数が相まって、他の製品より1ランク上の画質を誇っています。
感覚的には、1型イメージセンサー搭載製品と 1/2.3型2000万画素イメージセンサー搭載製品の間に位置する画質だと思います。
使い勝手の面では、少し重くはなりますが、ファインダーを搭載しているパナソニック FT7 です。
夏の海は特に日差しが強く、液晶が見えにくいことが多いので、ファインダーを搭載しているこの製品は使い勝手が良いと思います。
ただし、他の製品に比べて、GPSが付いていかったり、レンズが F3.3~5.9 という少し暗めである点はご注意ください。
レンズの暗さは、炎天下での撮影であれば全く問題はありませんし、GPS機能に拘らないというのであれば、良い選択だと思います。
ただ、画質については TG-5に一歩か二歩譲る点は、仕方のない所です。
リコーの WG-6 だけは、個人的にあまりお勧めしません。
発売されたばかりで値段が高いのと、手振れ補正が電子式であるという点がマイナスです。
無論、炎天下の撮影であれば、手振れ補正なんか無くてもほぼ影響はありませんが、室内で撮影となると、とたんにブレた写真が大量生産されるか、高感度でノイズザラザラ感の写真が大量生産されるかのどちらかになります。
他の製品と比較して、これと言って抜きんでた性能があるとは言えないので、もっと値段が下がるまで待った方が良さそうです。
お金に余裕が無く、GT-5やFT7 に手が出せないという方は、 ニコンの W300 が狙い目です。
性能の割には、一番値段が安くなっていますので、コストパフォーマンスは良いと思います。
ただ、以前私が使った感想は、「画質は少し物足りない」です。
もっとも、比較したのが GT-5 だったので、FT7 や WG-6 に比べると、遜色は無いと思います。
誤解の内容に言っておきますが、画質を比較してあれこれ感じるのは、パソコンの24インチモニタで等倍表示した場合の事です。
画面一杯に写真を表示するのであれば、たぶんどの製品で撮影しても、色調の違いがあるにせよ、ほとんど分からないと思います。
いかがでしたでしょうか。
この情報が製品選びに役立てて頂ければ幸いです。