イメージセンサーが大きいほど、画質は良くなりますが、その分値段とデジカメ自身のサイズも大きく重くなります。
2018年現在において、一般的なコンパクトデジタルカメラで採用されているイメージセンサは 1/2.3型~1/1.7型が主流で、一部の高級デジタルカメラでは1型が良く使われています。
少々乱暴な言い方になりますが、画質が大幅に変わるイメージセンサーサイズの境界線は1型からです。
最も多く採用されている1/2.3型と、少し前まで高級コンパクトデジタルカメラで使われていた1/1.7型の面積比は、1.45倍。正直言って、この程度の差ではそんなに画質が変わりません。むしろ、製品ごとに異なるデジタル処理の違いの方が、画質に及ぼす影響が大きいです。
一方、1型と比較すると面積比は4倍。この差は画質に顕著に現れます。
正直、この画質の差が感じられるのは、パソコンやテレビで等倍に拡大した場合の話です。拡大表示せず、普通に写真全体を鑑賞するだけなら、それほど違いはありません。
ただ、暗い場所で(光が少ない場所で)の撮影がメインとなると、1型を搭載している製品をお勧めします。
日中や十分明るい室内で写真を撮る場合、1/2.3型と1型の差は画質にほとんど現れませんが、薄暗い場所とかで撮影する場合、1/2.3型はノイズによる画質低下が目立ってきます。
ノイズによる画質低下は、人によって許容範囲が違うので、購入の際は大手量販店で試し撮りさせてもらった方が確実です。
メモリカードを持って行って、店員さんに一言断りを入れれば、どこでも試し撮りさせてくれると思います。
あとは、家に帰って画質を確認してみてください。