室内撮影はカメラにとって苦手な場所になります。人の目には明るい部屋でも、カメラにとっては光が不足することがほとんどで、オート撮影の場合はどんどんISO感度が上がっっていったり、シャッター速度を遅くして光を多く取り入れようとします。
ISO感度が上がると画質が低下しますし、シャッター速度が遅くなると被写体ブレや手振れが発生するため、綺麗な写真を撮るということが難しくなります。
最近では光学式手振れ補正が付いている分、手振れには強くなっていますが、被写体ブレは改善できませんので過信は禁物です。
被写体が料理やオークション等の出品物であったり、ある程度の年齢の人物である場合、被写体ブレは防げますが、小さなお子様の場合は被写体ブレを防がなければなりません。
そう考えると、明るい(F値が小さい)レンズを搭載し、ISO感度も最低6400程度まで設定できて、イメージセンサーができるだけ大きい製品 である必要があります。
もし被写体が、ピアノコンクールや音楽発表会などで、ある程度舞台との距離が離れている場合であれば、さらに300mm以上のズーム搭載製品が必要となります。
ただ、1型で300mm以上となると、値段も一眼レフと変わりません。
被写体が、フットサルやバスケットボールなど、屋内のスポーツ競技である場合、ピント合わせ(オートフォーカス)の性能も要求されますが、コンデジでは荷が重すぎるので、ここは一眼レフをお勧めします。
最近は4K動画に対応した高倍率ズームの製品も発売されていますので、4K動画で撮影し、後から写真を切り出すという用途も考えられます。
ただ、屋内の場合はシャッター速度が遅くなりがちなので、一見動画で見る分にはシャープに見えても、写真として切り出した場合は結構ブレていることも少なくありませんので、あまり期待はしないようが良さそうです。