【衝撃!】ニコン COOLPIX W300の画質は思ったより良くコスパは大

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今回は、各社防水コンデジの中で最も価格が安い、ニコンの防水コンデジ COOLPIX W300 について、実写の静止画と動画を交えて評価したいと思います。

これから購入を検討されている方は、是非参考にしてみて下さい。

目次

防水コンデジは、やっぱ4K動画対応でなくっちゃ!

2020年8月現在で、4K動画搭載の防水コンデジは、オリンパス Tough TG-6 、ニコン COOLPIX  W300 、パナソニック LUMIX FT7 の 3製品です。

いずれも良く似たスペックの製品なんですが、値段の事を考えると発売年月が最も古いCOOLPIX W300が値段がこなれてきて、最も安いですね。

価格引用元:価格.COM

オリンパスは自身あり!全てを赤裸々に公開する実写サンプル!

まずメーカーサイトの実写サンプルを見てみました。

オリンパスの方はオリジナル画像(等倍)が閲覧できます。そして、そのサンプルにはコンデジでは厳しい条件であるISO800やISO1600の写真まで掲載されています。

オリンパス Tough TG-6の実写サンプル

上記URLから、実写サンプルを1枚だけ引用させて頂きました。

出展元:オリンパス

クリックすると写真が拡大します。

どうですか、かなり頑張っていますよね。正直、驚きました。 

1/2.3型イメージセンサーで少しでも画質を良くするため、あえて解像度を1200万画素に抑えている点が良かったのか、画像処理が優れているのかわかりませんが、コンデジにしては非常に良く出来ています。

ニコンは勝負しないの?出し惜しみ満開の実写サンプル!

一方、W300はどうでしょう?

ニコン COOLPIX W300の実写サンプル

こちらも、上記URLから1枚だけ実写を引用させて頂きました。

出展元:ニコン

こちらは、サンプルが小さいサイズしかなくて、「サムネイル画像を拡大する」を押しても、ほんのちょっとしか大きくなりません。

しかもISO125という一番ノイズが少ないISO感度でのサンプルしかありません。

おいおい、ど~いうこと? もう勝負あきらめてるの?

これじゃあ、W300の画質の実力なんて分かりっこないですよ。これくらい小さなサイズで満足いくんなら、今時の防水スマホでも十分じゃないですか。

パナソニックの作例はユーザー任せ

では、パナソニックはどうでしょう?

パナソニック FT7の実写サンプル

こちらはユーザーの投稿写真なので、引用は割愛しておきます。

URLからサンプルを見に行ってくださいね。

FT-7のサンプルも縮小した写真しか掲載していませんでした。

こちらも勝負降りたんでしょうか。

画素数が一番細かい2000万画素なので、等倍表示には耐えられなかったのかな?

やっぱりオリンパス TG-6の画質が最高!

アマゾンや価格コムのカスタマーレビューを読んでもTG-6の方が評価が高いですし、デジカメWatchのレビュー記事に掲載されている写真を比較しても、明らかにTG-6の方がノイズが少なくて綺麗!静止画と動画の両方ともW300を上回っています。

ちなみに、1つ前のTG-5 もTG-6と同様の画質だったので、もし市場にあったらTG-5でも遜色ないと思います。

オリンパスは素晴らしいけど、W300に比べて1万~2万円高い!

さて値段はどうでしょう?

Tough TG-6 は価格COMの最安値で4万2千円くらい、一方 COOLPIXのW300は3万円くらいなので、差額は1万2千円。

この差をどう見るかですね。

普通に使う分には、1万5千円安いW300でもいいかな・・・

サンプル写真は、等倍で見ると差がでるんですよね。でも、通にパソコンの画面一杯に写真を表示する程度だと、それほど差は出ません。

正直、普通に使う用途なら1万5千円安いW300でもいいやと思って、最終的にW300を選んでしまいました。

画質はそんなに悪くない。いや、むしろ相当頑張ってる。

さて、クイズです。写真をクリックすると拡大されてしまうので、まずはクリックしないで答えを考えてみて下さい。

この3つの写真、1枚はソニーα7というフルサイズ、1枚は1型イメージセンサーの初代RX100、そしてもう1枚は、W300です。

その次に、1回だけクリックすると画面ほぼいっぱいに表示されるので、それでW300がどれか確認してみてください。(ここでは、拡大マークはクリックしないで!)

最後に拡大マークをクリックすると等倍で表示しますので、細かな画質が確認できます。

ちなみに、全てオートで撮影しています。

写真1

写真2

写真3

答えは・・・

[su_spoiler title=”答えはここをクリック” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” class=””]W300で撮影したのは写真3です。どうですか?W300も結構頑張っていますよね。ちなみに、写真1はソニー RX100、写真2はフルサイズ機のソニー α7 でした。[/su_spoiler]

さて、いかがでしたでしょうか?

初代RX100は3万7千円くらい、初代α7は8万5千円くらいの値段です。

等倍で見比べない限り、なかなか違いを把握するのは難しいんではないでしょうか?

そうなんです。十分な光が当たっている場所での撮影だと、イメージセンサーサイズによる画質の違いが、それほど出てこないんですよ。

だから、スマホでも十分という意見が出てくるんですね。

確かにその通りです。

では、今度は室内で撮影した写真です。どれがW300で撮影した写真か考えてみて下さい。

写真1

写真2

写真3

今度はどうでしょう?ちなみに今回もオートで撮影していますが、そのためにR100とα7はISO3200まで上がったのに対し、W300はISO1600までしか上がりませんでした。

たぶん、W300は極力ISO感度を上げないような味付けになっているんだと思います。

ISO感度が違うので単純に画質の比較はできませんが、室内で撮影した時の参考にはなると思います。

[su_spoiler title=”答えはここをクリック” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” class=””]W300で撮影したのは写真2です。写真1は RX100、写真3はα7 でした。[/su_spoiler]

パット見た感じ、そんなにはっきりした違いは判りませんよね。

等倍で拡大すると、さすがに粗さが目立ちますが、W300だけISO1600なので、もしこれがISO3200まで上がると、更に粗さが目立つ写真になります。

ついでに、W300で撮影したほかの写真も掲載しておきます。


絞り:F4.2 シャッター速度:1/10秒 ISO感度:640 焦点距離:34mm (35mm換算)


絞り:F2.8 シャッター速度:1/250秒 ISO感度:125 焦点距離:24mm (35mm換算)


絞り:F2.8 シャッター速度:1/200秒 ISO感度:125 焦点距離:24mm (35mm換算)


絞り:F4.2 シャッター速度:1/400秒 ISO感度:125 焦点距離:34mm (35mm換算)


絞り:F2.8 シャッター速度:1/50秒 ISO感度:125 焦点距離:24mm (35mm換算)

最後のRX100を撮影した写真を等倍で見て、ちょっと感動しました。LEDライトが1個しかなかったので、左手にLEDライト、右手にW300という具合に頑張って撮影したので、光の当て方が中途半端になってしまいましたが、等倍で見てもかなり綺麗な画質です。

4K動画はやっぱり綺麗

実際に4K動画を撮影してきましたので掲載しておきます。

安物のハイビジョンビデオカメラよりずっと綺麗ですね。

Windows標準のブラウザ(IE11とかEdge)では4K動画が選択できないみたいなので、4K動画を閲覧される場合は、Crome に直接動画のURL(https://youtu.be/pPoh7eWFw-A)を入力して閲覧して下さい。
ということで、この画質で十分という方なら、W300はお買い得だといえるでしょう。

まとめ

静止画の画質を考えるなら、オリンパス TG-6 が一番お薦めです。

パナソニックのFT-7 も魅力的なのですが、優れているのは2000万画素の高解像度と4Kフォト(4K動画から任意の写真を切り出す機能)に対応しているところでしょうか。

値段はTG-6と同じくらいですし、画素数が増えた分、画質に影響ありそうですし、ちょっと二の足を踏んでしまいます。

ということで、コストパフォーマンスを考えて、私は ニコン W300が一番良い選択かと思います。

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